フェレットは飼いやすいのか?本当のところを飼い主が答えます

フェレット

近年人気が高まっているペットのフェレットは小柄で人懐っこく、人間と一緒に暮らすのも得意です。

しかし、犬や猫と比較するとメジャーではなく、あまり知られていない点があるのも事実です。

そのため、フェレットは飼いやすいかわからず、不安に感じる人も多いのではないでしょうか?

今回はフェレットを飼っている筆者が、この子達が飼いやすいのかを本音で解説します。

サイト管理人は、フェレットを飼って約7年半のベテランです。
飼育してみて感じたメリット・デメリットを都度なしでお伝えするので、今からフェレットを飼おうか迷っている方はぜひご覧くださいね。

【もくじ】


フェレットの飼いやすさ|飼育するメリット

フェレットの飼いやすさ|飼育するメリット

フェレットの飼いやすさにつながる、メリットは以下の3つです。

  • サイズが小さく手入れがしやすい
  • なつくとフレンドリーな性格になる
  • 犬猫より運動量が少ない

各メリットを詳しく解説します。

サイズが小さく手入れがしやすい

フェレットのサイズは種類によって異なりますが、成体では35~50cm、体重は900g~2,000g程度です。

オスの方が大きめですが、犬や猫ほどの大きさになる事はありません。

そのため、ケージやトイレの設置、餌やりや水やりなどの手入れも比較的簡単にできます。

いたちさんは両手でかんたんに、だっこできるのよ。

犬猫さんのように、2kgを超えることはめったにありません!

なつくとフレンドリーな性格になる

フェレットは犬や猫と比べて、なつくまで時間がかかるペットです。

早くても心を開くまで2ヶ月はかかると考えましょう。

しかし、フェレットはなつくと、とても飼い主にフレンドリーになる動物。

飼い主に心を開くと、フェレットは以下のような行動を見せてくれます。

  • 飼い主を部屋中追いかけ回る
  • トイレやお風呂に行くとドアの前で待つ
  • 足にしがみついたり洋服の中に入ったりしてくる
  • エサを隠さず目の前で食べてくれる
  • 名前を呼ぶとくる
  • 噛み方が優しくなる
  • 膝の上や腕の中で寝てくれる
  • 一緒に寝てくれる

フェレットは好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。

おもちゃのじゃらしを追いかけてきたり、飼い主の後ろをついてきたりと、遊んでもらいたいアピールをしてきます。

犬や猫と同様に、ペットとしてはコンパニオンアニマルの要素が強い動物なんですね。

なついた子はとんでもなく甘えん坊で、やたら足元にじゃれ付くすることが多いです。 蹴らないように注意しましょう。

犬猫より運動量が少ない

フェレットは、犬よりははるかに運動量が少ない動物です。

そのため、お外を散歩したり毎日長時間遊んであげたりする必要はありません。

とは言えど、運動が全く必要ないというわけではないので注意が必要です。

起きている間はひたすら遊び回るので、満足して眠るまでたくさん遊んであげてください。

むしろさんぽはきけんだから、しない方がいいのよ。

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フェレットの飼いやすさ|飼う際の注意ポイント

フェレットを飼う際は、以下の点に注意が必要です。

  • 寿命が平均3~6年と短くシニア期にはケアも必要
  • 排泄物や体の臭いが強い
  • 噛み癖がある個体がいる

フェレットは飼いやすさもあるペットですが、デメリットも非常に多い動物です。

これから解説するデメリットをしっかり確認し、自分のペットにフェレットが合っているかをぜひチェックしてください。

寿命が平均3~6年と短くシニア期にはケアも必要

フェレットの寿命は、平均で3~6年程度です。

寿命が長い子は8年生きることもありますが、その多くが病気になりケアが必要化します。

早い子では1歳前後でガンにかかるため、万が一の際に貯えがないと助けてあげられなくなる可能性も…。

生涯でかかる医療費が犬や猫に匹敵することも多いため、金銭的な余裕のない方が飼うのはおすすめできません。

お金を用意してから、おむかえしましょう!

排泄物や体の臭いが強い

フェレットは、排泄物や体臭が強い動物です。

犬や猫と違う、ジャコウのような香りを全身にまとっています。

この臭いの主な原因は、排泄物と全身の皮脂です。

定期的なシャンプーやトイレの掃除をしっかりすれば、臭いは軽減できますよ。

フェレット用のトイレは市販で販売されており、猫のトイレ砂などを敷いて使用します。

トイレの掃除は毎日2回以上行い、排泄物をしっかり除去してください。

シャンプーは1ヶ月に1回程度行い、清潔な体を維持しましょう。

ちなみに排泄物や皮脂などの匂いが全くないフェレットは、甘く香ばしくてむしろクセになる香りがします。

この香りは「フェレグランス」と呼ばれ、愛好家が非常に多いとのウワサが…。

個体差がありますが、基本的にオスの方がこってりした香り。
メスは皮脂のベタベタ感もなくさっぱりした香りで、扱いやすい気はしますね。

噛み癖がある個体がいる

フェレットはもともと狩猟動物であるため、噛むことが当たりまえです。

飼い主の興味を引くためや、遊びに興奮した時などに噛み付くことがあります。

飼うのを検討する際には、フェレットは噛むのが当たり前の生物だと覚悟しましょう。

ぼくのように噛み癖が強い子もいます。
すごい子は、穴が開くまで強く噛むこともありますよ。

フェレットには、噛む子も噛まない子もいます!
初心者さんはまずフェレット専門店で相談し、おとなしい子はどの子か相談してみてくださいね

フェレットは飼いやすい?よくある質問に回答します

フェレット 飼いやすい

フェレットを飼育しようか悩んでいる方からよくある質問は以下の3つです。

  • マンションやワンルームでも飼育できる?
  • 運動をさせる時間の目安は?
  • 犬猫などの他の動物や子どもと仲良くできる?

各質問にこれから回答するので、フェレットを買う際によくある疑問を事前に解決したい方はぜひご覧くださいね。

マンションやワンルームでも飼育できる?

飼育そのものは可能ですが、十分な放牧時間を確保してあげましょう。

狭いスペースでフェレットを飼育するときには激しい運動をさせるなどして、欲求を満たしてあげるのが必要です。

猫じゃらしなどを活用し、激しい運動をさせてフェレットを満足させてあげてください。

また狭いスペースでフェレットを飼う時には、誤飲誤食やコードの嚙みつきによる感電事故などに気をつけましょう。

しっかりと工夫をしている住宅でなら、十分飼育ができるペットですよ。

運動をさせる時間の目安は?

フェレットの年齢や体格、性格などにより異なります。

特に2歳程度までの若いフェレットは、1時間とかじゃ足りないほど遊びまわります。

端的に言うなら、フェレットが飽きて寝るまで遊んであげるのが理想です。

仕事などで遊び時間を確保するのは難しい場合でも、朝・夜の2回1~2時間程度は放牧をしてあげるのをおすすめします。

ケージの中でも簡単に飼えるペットと銘打っているサイトもありますが、絶対そんなことないです。

めちゃくちゃ走り回りますし、遊んで遊んでと毎日騒がしくフェレは動き回ります。

あまりにもケージに長く入れておくと暴れますし、ストレスを溜めて反抗的になりかねません。

ケージだけでいいこいいこする、動物とかんがえるのはまちがいなのよ!

すごいアクティブな子は、犬猫並みに走り回って毎日遊びます。
なのでケージの中だけで飼える動物を希望するなら、フェレットはあまりおすすめできません…!

犬猫などの他の動物や子どもと仲良くできる?

個体や相性によります。

どんな動物・子どもとも仲良くできる子もいれば、そうじゃない子もいます。

しかし、原則として危害を加える・加えられる関係にある以下のペットとは同じスペースで飼育しないでください。

  • ネズミやうさぎなどの小型げっ歯類
  • インコや文鳥などの小型鳥類
  • 猛禽類や大型犬などフェレットを捕食しかねない動物

なお、お互い顔を合わせない空間にきちんと隔離して飼育をするならば、同じ住宅内で飼育をするの自体は問題ありません。

また、人間の子どもとペットを合わせる際には、フェレットが噛まない子であるのが理想。

人間の子供がフェレットにいたずらをしてしまわないかを確認するために顔合わせをして、まずは相性を確かめてくださいね。

まとめ

フェレットは、飼いやすいペットですが、寿命が短い・臭いが強い・噛み癖があるなどの注意点もあります。

これらの点も考慮した上で、フェレットを飼育するか検討しましょう。

どんなペットにも、メリット・デメリットは必ずあります。

自分にぴったり合ったペットがフェレットだと感じたら、ぜひお迎えを前向きに検討してみましょう!

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