最近あまりにも「◯◯用ペットフード」「○○のエサ」を与えないかたが目立つように感じます。
SNSで見てしまったのですが…。
──肉食のフェレットに麺類や豆などの食べ物を与えている様子を嬉々としてアップしている動画。
「それ、気づかないうちにフェレちゃんを殺してますよ?」
【与えても安全!おすすめフェレットフードはこちら】
◯◯専用はなぜ存在するのか|生物学的な根拠があります
一応、ペットライターとして端くれながら活動しているものからの懇願です。
「◯◯専用フード、絶対与えてください!」
フェレットにキャットフード、ドッグフード。
これ、実はあまりよろしくないのです…。
「どちらも肉食だから代用しても問題ないのでは?」
そう感じる方も、たくさんいるかもしれません。
同じように見えるかもしれませんが、ドッグフード・キャットフード・フェレットフードはすべて
──成分からすると全くの別物です。
特に獣医師監修のフードは、その動物を徹底研究した方が医学的な根拠を元にして作成しています。
生物学的分類・内臓の構造・習性etc……。
それらを鑑みて、◯◯専用フードは生まれてるのですよ。
──それを、全く別の動物に継続して与えたら?
少し危険なことは、なんとなくわかるのではないでしょうか?
ドッグフード・キャットフードオンリーがフェレットにダメな理由
いたちの仲間、フェレット。
先日トレンドに入っていて、わたしが管理するTwitterでもフォロワーさんたちが歓喜の宴を開いておりました(笑)
わたしの溺愛する「つな」さんも、フェレットです。
「フェレットって何を食べるの?」
「犬や猫を一緒に飼っているけど、同じご飯で大丈夫?」
フェレを飼育してると、このような質問がたくさん届きます。
ワンちゃん・ネコちゃんと同じご飯をフェレにもシェアし、飼育したいと考える方も多いみたいですね。
しかし、この考え。実はNGだと知っていましたか?
なぜフェレットにドッグフード・キャットフードはNGなのか。
その理由は、至極簡単。
「みんな内臓の作りや必要な栄養素、気を付けたい病気が違うから」なのです。
専用フードが必要な理由①内臓の作りが違う
肉食・草食…という括りだけじゃなく、種としての動物…でみたところのペットを考えてみましょう。
同じ肉食でも、犬・猫・フェレットで内臓の作りは微妙に違います。
- 犬…雑食傾向の強い肉食。腸が猫・フェレットより長く食物繊維もある程度分解可能
- 猫…肉だけを食べて生きていける「真性肉食動物」で腸が短い
- フェレット…肉のみで生きていける。腸が極端に短いため特に食物繊維が苦手で排泄回数も多い
ものすごく腸が短く、かつ繊維分解が苦手なフェレットに、繊維をある程度分解できる犬用のフードを長期的に与えたら……。
──想像がつくのではないでしょうか?
過去に乾燥パパイヤをフェレット用のおやつとして与え、腸閉塞を起こし死亡した事例は多数あります。
そもそも、フェレットは不溶性の食物繊維をうまく分解できないんですね。
一説によると、繊維質が多い食事はタンパク質と腸内で結びつき、吸収を阻害してしまうそうです。
──野菜を混ぜ込んだご飯などを与えると、身体にタンパク質が行き届かず栄養失調で死んでしまう可能性もあるので絶対にやめてください!
逆に犬は、ある程度食物繊維の入った食事をしないと、便秘を起こしやすいといわれています。
おのおのの消化器に合わせた食事をさせるには、○○専用フードが効果的。
お腹に負担をかけないためにも、適切な食事を与えましょう!
専用フードが必要な理由②必要な栄養素が違う
犬・猫・フェレットは、すべて必要な栄養素が違います。
犬 | 脂肪15%前後・タンパク質25% |
猫 | 脂肪20%・タンパク質35% |
フェレット | 脂質20~30%・タンパク質30% |
ワンちゃんとフェレット・猫は、必要な栄養素がかなり違うのがお分かりいただけますでしょうか?
フェレットや猫の方が、高タンパク・高脂肪なご飯を必要とします。
それに対し犬は、やや雑食寄りの栄養素配分をしているのです。
※ちなみに、緊急時にはフェレに猫ちゃんのご飯を与えてもOKです。 栄養成分が似ているので…。 栄養を補うための混ぜ込みフードとしても活用できます。 |
しかし、長期的に与えるとタンパク質過多で肝臓に負担がかかってしまう子もいるようです。
メインにするのは避け、ミックス用のフードとして使ってあげてくださいね。
ᎢBIL値は平均に戻って💮もらいましたぁ✨
— まる (@YzVSeuVqGXeeTkM) April 23, 2023
でも、肝臓の値が少し高くて
もしかしたらたんぱくが多くて
肝臓に負担がかかってるのかもと…
衝撃だった😨
高たんぱく良いと思って揃えてたから💦
シニア食に替えるのも改善策らしい!
血液検査しなけりゃわかんなかったわ…
検査大事!!
肝臓の薬は続行.ᐟ pic.twitter.com/XSNaynueqP
専用フードが必要な理由③気を付けたい病気が違う
犬・猫・フェレットは、それぞれかかりやすい病気も違います。
犬 | 歯周病・外耳炎・皮膚病・消化器系疾患・がんなど |
猫 | 腎臓病・膀胱炎や尿路結石・胃腸炎・心疾患など |
フェレット | 各種がん |
犬・猫にはさまざまな品種がいます。
その品種ごとにかかりやすい病気が違うのも、犬・猫の特徴。
そのため、犬種・猫種に合ったケアフードも多数販売されています。
一方のフェレット、実は1種類しか存在しません。
○○ファームと名がついていますが、それは出身地の名前。
基本的にどのファームの子も、かかりやすい病気は変わりません。
フードの種類は「フェレットフード」1種のみ。
病気対策を施した食餌も各社から販売されていますが、品種専用のケアフードなどは存在しないのです。
病気に関するケアを行う際には、消化機能や必要栄養素の近い、猫のケア食が使われることが多い傾向にあります。
※先述した理由からワンちゃんのケア食は、フェレットさんにあまり使用されません。 なお、ケア食ではありませんがふやかしを作りやすくするクランブルは販売されています。 |
犬・猫・フェレット|どれもNGな食べ物はどれ?
種類は違えど、犬・猫・フェレットすべてに与えてはいけない食べ物が存在します。
ここでは、犬・猫・フェレットどれもNGな食べ物とその理由を3つ紹介します。
ラインアップは、以下の4種です。
- ネギ類
- チョコレート類
- コーヒー
- 人間の食べ物
フェレに与えてネットで炎上してた、あのご飯も中にはありますね…。
なぜダメなのか詳しく解説するので、ぜひご覧くださいね。
※ここに挙げている3種の食べ物は、いずれも「死に直結しかねない」ものです!
もし与えちゃった…という方いましたら、早めに動物病院を受診してください!
①ネギ類
玉ねぎや白ネギなどのネギ類は、ペットに絶対に与えてはいけない食べ物です。
「人間を食べられるのにワンちゃん・猫ちゃんたちはなぜ食べられないの?」
そう疑問に思う方もいるかもしれません。
ネギ類は、犬・猫・フェレットの赤血球を破壊してしまいます。
与えると貧血を起こし、死に至ることもあります。
だから、食べさせてはいけないんですね。
カップ麺のスープに入っているようなほんの少量のネギでも、動物たちは死に至ることがあります。
絶対に食べさせないようにしましょう!
②チョコレート類
チョコレートに含まれる物質には、ペットたちが中毒を起こす危険性が秘められています。
犬・猫・フェレットは、チョコに含まれる「テオブロミン」を分解できません。
食べてしまうと 以下のような中毒症状を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
- 下痢
- 嘔吐
- 心臓や神経の異常
- 震え
- 不整脈
- けいれん
- 意識障害 など
人間にとっては甘くておいしい嗜好品のチョコレートですが、ペットたちにとっては有害な物質なのです。
③コーヒー
人間は大好きなコーヒー。
頭をしゃっきりさせたいときに、わたしも良く愛飲しています。
しかし、このコーヒーも犬・猫・フェレットにはアウト!
なぜなら、カフェインという物質が含まれているから。
このカフェインは、ペットの体内に入ると以下のような深刻な症状を引き起こす危険な物質です。
- めまい
- 呼吸・心拍数の増加
- 興奮
- 震え
- 下痢
- 吐き気
- けいれん
- 意識障害
- 呼吸不全
- 筋肉の硬直
- 最悪の場合死に至る
ブラックコーヒーはもちろん、コーヒー牛乳やカフェラテもNG。
コーヒーを使用した食品は、人間だけで堪能しましょうね。
④人間の食べ物
直接害がないからと、ご自身の食事を愛犬や愛猫、フェレちゃんに与えていませんか?
「ほんのちょっとだけなら……」
そう思って、ペットと食事を共有している方もいるかもしれません。
一昔前には、ねこまんまや味噌汁ご飯をペットに与えている方もよくいましたよね。
我が家も、実は昔そうでした。
けどこの行為、本当は危険なんです!
人間の食事には、ペット専用フードよりも以下の栄養素が多く含まれており、ペットが食べれば間違いなく栄養過多となります。
塩分 | 腎疾患の原因になる |
脂質 | 肥満を誘発し生活習慣病を起こす |
糖分 | 肥満や糖尿病を引き起こす |
身体の構造が違うペットと人間が食事を共有するのは、さまざまな悲劇を生みかねません。
それでも「大事なペットと一緒に食事をしたい!」と思う方はいるかもしれません。
ペットと食事をするならデリカを利用しよう
大切な家族と一緒に食事をしたいなら、ペット用デリカを購入してみませんか?
誕生日や記念日などに愛犬・愛猫・フェレットちゃんと特別な食事を楽しみたい方に向けて、ペットも食べられる食事がメーカーから販売されています。
栄養バランスを考えた食事内容なので、健康的かつおいしい食事をペットに提供できますよ!
中には、飼い主さんも一緒に食べられるケーキ…なんてものもあるようです。
【ワンちゃん・猫ちゃんのおすすめ商品はこちら】
フェレットさん用デリカ…というものはなかなか市販されていないため、フェレットバイトという栄養剤を使って文字を書く方が多いようです。
特別な記念日にはおやつなどを添えて、バースデープレートを作ってみてはいかがでしょうか?
素敵なフェレットバースデープレートの一例
・ゼリーも使用して華やかな盛り付けに!
・大好きなジャーキーをプレートにトッピング
・フェレットフードをふやかして、手作りケーキを作る猛者も……!
【プレートに使えるフェレット用のおやつたち】
もちろんすべてフェレット用なので、彼らにとって危険な成分は入っていません!
ペットにはペット用のごちそうを用意して、ぜひ一緒においしい食事を楽しんでくださいね!
危険性が低いフードは動物病院でも販売がある「サイエンスフード」
ペットに安全なフードを選ぶなら、獣医さんが推奨している食事を与えるのがおすすめです。
その理由は、メーカーと獣医さんが生物学的視点で共同開発をしていることが多いから!
特にサイエンスフードはその動物に詳しい方々がチームで徹底的に研究を重ね、生み出した特別な食事。
動物の栄養学・解剖学を学んだ獣医さんや研究者の方々が作っているから、ペットたちにおいしく安全な食事を提供できるんですね。
ペットライターおすすめ!動物病院で取り扱いのあるフード|犬猫編
「ペットの体によい食事を与えたいけど、どれがおすすめ?」
そう疑問に思い、フード選びに難航している方はいませんか?
ペットフードにはさまざまな種類があるため、どれがいいのか迷ってしまうことも多いですよね。
そんな飼い主さんのために、ここでは獣医さんが監修しているおすすめのドッグフード・キャットフードを3つ紹介します。
【ラインナップはこちら】
- ロイヤルカナン
- サイエンスダイエット
- K9ナチュラル
各フードメーカーを詳しく解説するので、ぜひご覧ください!
①ロイヤルカナン
2003年より「ウォルサム ペットケア サイエンス研究所」と提携し、フードの研究・開発・販売を行っているメーカーがロイヤルカナンです。
研究を重ね作り出した犬種専用フードやアレルギー用の専用食を、一般向けに販売しています。
動物病院専用の療養食を多数販売しているのも、ロイヤルカナンの強み。
さまざまな病気の療養に対応できる食事や、経腸栄養給与のための専用食など多種多様なペットフードを作成しています。
【皮膚が弱い愛犬のケアに】
【体重が気になる愛犬の食欲を抑制】
【猫に多い腎疾患の療養食に】
②サイエンスダイエット
約900頭ものワンちゃん・ネコちゃんを自社センター内で飼育し、ペットフードの開発を行っているサイエンスフードの会社です。
サイエンスダイエットを製作する「ヒルズ」では220人以上の獣医師や栄養学博士、食品に関する専門家が在籍し独自のペットフード開発を行っています。
愛犬・愛猫のライフステージやサイズ、体重や消化器の状態に合わせたフーがサイエンスダイエットシリーズには数多く揃っています。
大切な愛犬・愛猫の健康管理をしっかり行うなら、ぜひ選びたいペットフードです。
【避妊・去勢後の愛犬の体重ケアに】
【発育を促したい子猫におすすめ】
③K9ナチュラル
「食いつきの悪い愛犬・愛猫に生食を与えたい!」
そう考える方には、珍しい生タイプの総合栄養食ブランド「K9ナチュラル」がおすすめです。
栄養バランスを考え内臓や肉類をバランスよくブレンドしたこのフードは、獣医師の推奨も受けています。
水でふやかすだけで提供できるフリーズドライ式のため、手を汚さずおいしい生食を提供できるのがメリットです。
肉特有の香りや味わいがしっかり感じられるため、グルメな愛犬・愛猫も満足してくれるでしょう。
【食が細く体重減少が気になる愛犬におすすめ】
フェレット専用フードならイースター「フェレットセレクション」がおすすめ!
フェレットのご飯、どれがおすすめ?
そう聞かれるとわたしは迷わず「イースターのフェレットセレクション」と答えます。
すごいんですよこのご飯、なんせつなさんがつやつやホワイト化したのは、セレクションプロをあげだしてからなので……。
特徴①フェレットセレクションは小動物専門の獣医さんと共同開発
フェレットさんのご飯って、獣医師監修のものがあまりないんです。
しかし、このフェレットセレクション、その点に関してはめちゃくちゃガチってます。
小動物専門の獣医師さんを指導担当にお呼びし、そのうえで動物園飼育技師などのペット専門家たちを協力者として誘致。
専門家の目線からフェレットさんを徹底研究し、栄養成分や健康状態の向上、年齢別のケアに至るまで網羅したご飯なんです。とんでもねえな。
特徴②第一原料はお肉!肉食のフェレットが喜ぶ原材料構成
あんなにかわいい顔してますけど、フェレットは肉食です。
猫ちゃんに近い食性で、ネズミやらうさぎを食べてたそうです。おっかない。
そのため、炭水化物や野菜が多いご飯を食べると、最悪の場合西洋失調になってしまうこともあります。
フェレットセレクションは、第一原料にチキン・ポークなどのお肉をたっぷり使用。
魚や卵、動物性オイルなどの、フェレットに必要な動物性たんぱく質をしっかり摂取できる設計です。
特徴③フェレットの健康を考慮するさまざまな材料を添加
これが個人的には、フェレットセレクションのとんでもないところだと思ってます。
栄養素を徹底させるだけじゃなく、プラスアルファの原料を多数添加しているんです!
アガリクス | 免疫機能を高める |
ヌクレオチド | 健康な体質を形成する初乳由来の物質 |
DHA・EPA | 脳の健康を維持 |
ビール酵母 | 消化機能をサポート |
EC-12株(乳酸菌) | フェレットの腸にしっかり届き腸内環境を整える |
以下のようなフェレちゃんの健康に考慮した原材料が、フェレットセレクションにはたっぷり含まれています。
フェレットセレクションプロを食べているフェレット「つなさん」
うちのフェレット、つなさんもこのご飯あげ始めて活力が尋常じゃない子に育ちました。 いや、ステマではなくマジです。
この子は今年3歳です、フェレでは若いとも年食ってるとも言いにくい年齢ですね。
しかし、ベビーさながらに毎日跳ね回ってます。
1回の活動時間はいまだに2~3時間です。
与えてるのは、フェレットセレクションプロだけ…ホントよこれ。
ちなみに、フェレットセレクションプロは提携しているお店でしか買えない商品。
どこにフェレットセレクションプロがあるのかは、お問い合わせして確認する必要があるんですね…。
※たまにプロがネットでも売ってることありますけど、100%転売なので買わないほうがいいです。なんかあったら怖いですマジ
こちら動物性たんぱく質90%以上とかいう、とんでもないご飯となっています。
お肉丸ごと食べてるのとほぼ同じ…。
気になった方はぜひチェックしてみてください!
【通常のフェレットセレクションはこちら】
【ふやかしならこちらがおすすめ】
まとめ|フェレットには専用フードを与えて健康を守りましょう
【記事のまとめ】
- 専用フードがペットに必要なのは内臓の作りや必要な栄養素、気を付けたい病気が違うから
- 犬・猫・フェレットすべてにNGな食べ物もある
- 危険性が低いフードは動物病院でも販売がある「サイエンスフード」
- 犬猫におすすめのフードメーカーは「ロイヤルカナン」「サイエンスダイエット」「K9ナチュラル」
- フェレット専用なら「イースター フェレットセレクションがおすすめ」
○○専用ペットフードがなぜあるの?という理由を、この記事では解説しました。
まさかの6,000文字オーバーというね…大作になっちゃったよ。
ペットの健康を守るために、大切な食事。
この記事をきっかけに、ペットフードについてみなさんも考えてみませんか?
大切な家族を守るために、動物の食への知識を深めましょう!
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